鼻内から手術を行います。
局所麻酔・全身麻酔、いずれも対応可能です。
アレルギー性鼻炎(花粉症)は、予防対策や薬などの保存的治療でもコントロール可能であります。
当院では、保存的加療で改善の難しい患者さまにたいして下記手術をおこなっております。
鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術
鼻中隔とは、鼻の中央に位置し、鼻腔を左右に区別している壁であります。下鼻甲介とは、鼻腔の入り口にある突起物であり、アレルギー反応が起こる場所であります。
鼻中隔が左右のいずれかに弯曲している場合やアレルギー反応により下鼻甲介粘膜が腫脹している場合、鼻中隔弯曲の矯正や、下鼻甲介骨の切除をおこない鼻腔を拡げることができます。
後鼻神経切断術
アレルギー性鼻炎の症状は、粘膜局所の反応と神経を介する反応によって起こります。
くしゃみ、鼻水の多くに関与する後鼻神経を凝固、切断することにより、重症のアレルギー性鼻炎に対して、より長期的な効果が期待できます。
上記の鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術と同時におこなうことができます。
下鼻甲介粘膜焼灼術
アレルギー反応が起こる主な部位である下甲介粘膜の表面を薄く凝固します。凝固した粘膜は、アレルギーを起こす物質が進入しにくくなり、粘膜過敏性が改善されます。約10分で終わる低侵襲の手術ですが、効果の持続が1〜2年と言われております。
それぞれの患者さんの症状、重症度により治療計画を決定していきます。
お気軽にご相談ください。